らせん式日記・215 「月下事変の夏」を見に行く
2010年 08月 13日
舞踏家であり、ギャラリストでもある友人、
香月人美のプライベートコレクションを展示した「月下事変の夏」。
その最終日に、彼女の好きなワインを携えて、
目黒にある会場を訪ねました。
福岡~京都~東京と大胆に空間移動しながら芸術をつきつめる過程で
彼女が私財を投じて集めてきた作品のその多さに、
私は度肝を抜かれました。
こうやって彼女は走ってきたのだと。
ギャラリストとしての20年の道筋をたどる作品のなかで、
一番彼女の「今」を象徴しているのが、この作品だと
私は思います。
横尾忠則の『胡蝶の夢』。(写真は、細江英公)
奥が先日103歳で亡くなった舞踏家の大野一雄。
手前がその息子であり同じく舞踏家の大野慶人。
彼女はこの2人の弟子であるのです。
大野一雄の舞踏は、
私も95年にジャカルタで見ることができました。
細部はよく覚えていませんが、
非常に内的な世界を細やかに表現していたことと、
老齢のために歩行さえ困難でも踊るのだ!
という衝撃はとてもよく覚えています。
奇しくも、今夜の芸術劇場(NHK教育・23:00~)は、
大野一雄の特集です。
大野一雄から大野慶人へ、そして大野慶人から友人が
引き継ごうとしている何かをつかまえることができたら・・・と思っています。
香月人美のプライベートコレクションを展示した「月下事変の夏」。
その最終日に、彼女の好きなワインを携えて、
目黒にある会場を訪ねました。
福岡~京都~東京と大胆に空間移動しながら芸術をつきつめる過程で
彼女が私財を投じて集めてきた作品のその多さに、
私は度肝を抜かれました。
こうやって彼女は走ってきたのだと。
ギャラリストとしての20年の道筋をたどる作品のなかで、
一番彼女の「今」を象徴しているのが、この作品だと
私は思います。
横尾忠則の『胡蝶の夢』。(写真は、細江英公)
奥が先日103歳で亡くなった舞踏家の大野一雄。
手前がその息子であり同じく舞踏家の大野慶人。
彼女はこの2人の弟子であるのです。
大野一雄の舞踏は、
私も95年にジャカルタで見ることができました。
細部はよく覚えていませんが、
非常に内的な世界を細やかに表現していたことと、
老齢のために歩行さえ困難でも踊るのだ!
という衝撃はとてもよく覚えています。
奇しくも、今夜の芸術劇場(NHK教育・23:00~)は、
大野一雄の特集です。
大野一雄から大野慶人へ、そして大野慶人から友人が
引き継ごうとしている何かをつかまえることができたら・・・と思っています。
by emispiral
| 2010-08-13 15:26
| らせん式日記