出会いの会「女として生きること~『冬ソナ』を題材に その4」を終えて

 5月18日。4回にわたったこのシリーズも、最終回を迎えました。ドラマはいよいよクライマックスへ。

 主人公は相手を思って、つらい選択をしたりするのですが、それは「自分に恥ずかしくないかどうか」が基準になっているのでは、と美弥子さんの意見。 それに対して、日本人の多くは「良いか悪いか」で判断するのではないかと。 実際のところ、誰もどちらの場合もあるとは思いますが、自分がとる行動を決めるときに何を基準にしているか、その傾向を知るというのは、面白いことですね。

  参加者の安達知子さんは、「もし自分だったら・・・」と想像しながら観てしまったとのこと。確かにドラマの中にはありとあらゆるテーマが隠れていて、いろんな切り口から見ることができます。1回目に自分ひとりで見たときとは、全くドラマの見方が変わったのだそうです。
 
 私はというと、またまたたくさん泣いてしまいました!「つらさを心に秘める」というところで、特に涙腺が弱くなるみたいです。それにしても、主人公2人の「心の筋肉」の強さには、本当に感心。やはりああいう強さがあったから、ドラマチックな恋ができたのかなあと思いました。

 それにしても、3人の母親たちのありようは、最後まで興味深かったです。自分のエゴとトラウマから子どもを振り回す母親、子どもの心の痛みに寄り添おうとする母親、自分の思い通りに子どもをコントロールしようと必死な母親・・・。どの人も必死に自分の人生を生きているのだから、責めることはできませんね。ただ、それらがもたらした結果を引き受けざるを得なくなるということなのでしょうか。

  最後に、美弥子さん、本当にどうもありがとうございました!! 冬ソナをただの恋愛ドラマとしてでなく、より深く多角的に見るという視点、とっても興味深かったです。この感じで他のドラマやそして現実までも!?見ていくと、かなり面白いことになりそうな気がしています。わくわく。  
 
 次回(6月24日・金)からは、美弥子さんを交えてのフリートークとなる予定です。 
by emispiral | 2005-05-26 00:54 | 出会いの会(アーカイブ)

水戸 恵藍舎だより


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