らせん式日記・11    夏は来ぬ

 恵藍舎近くの林で、今年もホトトギスが鳴き始めました。「ホ・ト・ト・ギ・ス・ス」とも「トッキョ・キョカ・キョク」とも聞こえます。本当に美しい鳴き声で、気がつくと一緒に口ずさんでいたりします。そして、彼らもときどき喉がいがらっぽくなるのか、「ホ・ト・ト・ギ」で止まってしまったときなど、「ス・ス!」と、まるで合いの手のように入れたくなってしまうのです。

 桜が散ると初夏の気分が始まり、ホトトギスの声を耳にすると、いよいよ夏が来たなあと感じます。「夏は来ぬ」の、「♪卯の花のにおう垣根に ホトトギス早も来 鳴きて・・・」というフレーズにぴったりの季節ですね。これで、卯の花(ウツギの花)があったら、完璧なのだけれど。恵藍舎の庭では、今、ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)が花盛りです。


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by emispiral | 2005-05-26 12:01 | らせん式日記

水戸 恵藍舎だより


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