らせん式日記・29  鹿嶋にて

 毎月記事を書いている「NEWまいいばらき」のお仕事で、昨晩、鹿嶋市に行ってきました。音楽評論家の渡邊學而(がくじ)さんと、クラリネット奏者で、FMかしまの社長でもある近藤良さんにお話をうかがうためです。

 現在FMかしまでクラシック音楽の番組を担当する渡邊さんは、NHK・FMの「ベスト・オブ・クラシック」のパーソナリティを長く務めた方で、ラジオへの出演歴は30年にもなるのだそうです。また、武蔵野音楽大学などで教鞭をとるかたわら、音楽コンクールの審査員、記事の執筆、とある市の教育顧問もされていて、その他現在のお仕事の内容は数え切れないほどのよう。
 「自由にやって、それでも食わせてもらって来たのは、本当にありがたい。私は本当に幸運なんですよ」。そうおっしゃりながら、渡邊さんはにこにこ。

 幸運さ加減は近藤さんも負けません。ドイツでの5年間の留学中、先生方のご好意のおかげで授業にかかった費用はゼロとか! 帰国後は、芸術音楽研究所KASHIMAで後進の指導にあたるかたわら、数々のリサイタル、ご自身のCDのリリース、FMかしまの社長のお仕事などなど、多忙な毎日を送られています。

 お二人の型にはまらない、オリジナルな人生の歩みのお話は、本当に興味深かったです。そうして、幸運のお裾分けをいただいた気分でした!
by emispiral | 2005-09-06 14:33 | らせん式日記

水戸 恵藍舎だより


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