水戸 恵藍舎だより


by emispiral

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 「螺旋・らせん・渦巻き・うずまき・spiral・スパイラル・・・」
 いつの頃からか、螺旋文様に、とても心惹かれるようになりました。言葉の響きや字の感じも、とにかく好き。退屈なときなど、すぐ紙にぐるぐる書きたくなります。 
 では、なぜ螺旋が好きかというと、理由なんて本当のところはないのだけれど、「螺旋っていったい何なの?」 と、珍しく考えてみました。

 螺旋の初めと終わりを結んだ、球体、もしくはドーナツ型の渦巻きの運動形式は、私たちの外にも、内にもたくさんあります。星雲の形・太陽系の惑星運動・台風・うず潮など,とてつもなく大きな渦巻き形式もあれば、私たちの睡眠や心の動き、そしてなによりも私たちの体の4分の3を占める水の動きなど、ミクロコスモス的な渦巻き形式も。
 どうやら自然現象や、あらゆる生物のエネルギーと営みの中に、この生命の根源形態である渦巻きが反映しているようなのです。

 また螺旋は、「前進運動」と「自己回帰」との統一を表現していると考えられたり、私たちの人生を巡る旅そのものが螺旋の垂直の道を通っていると考えられたり、・・・。果ては、『われわれひとりひとりもまた一個の渦巻きであり、一切の渦巻きを内包している。だから人生を生きるわれわれは、意識的にこのような渦巻運動の諸性質を学び、その法則を自分の法則にする必要がある』(エドガー・アラン・ポー)とのこと。
 なんだか難しくなってきましたが、やはり螺旋は、実はとても意味深いものであることは確かなようです。

 難しいことはさておき、この「らせん日記」では、私の日常のいろいろをぐるぐる遠回りしながらも綴ってみたいと思っています。ときに、こころの内側ヘぐるり、そして外側の世界へぐるりと、行きつ戻りつ、のんびりと。 どうぞお付き合いくださいね。


★参考文献  「イメージの宇宙誌 螺旋の神秘」 平凡社
by emispiral | 2005-01-30 22:03 | らせん式日記 | Comments(2)
           ゲスト*根本美弥子さん

 長年にわたって、公立学校で養護教諭として性教育の研究と実践を行ってこられた美弥子さん。この冬は「冬ソナ」をご主人とご覧になって、男女間のコミュニケーションについて討論をなさったとか。
 俳優・女優の好みはさておき、今回は「冬ソナ」を入り口に、ジェンダーのこと、男女間のコミュニケーションのこと、そしてみなさんが日ごろ感じているいろいろなことなど、楽しくおしゃべりしましょう。

     <とき>   2月9日(水) 10:00~12:00         
     <ところ>  恵藍舎  
     <参加費>  女性のみ 1000円(要予約)
     <申し込み> 佐々木恵美子  
  
by emispiral | 2005-01-28 13:00 | 出会いの会(アーカイブ) | Comments(1)
c0030327_14592796.jpg  1月23日、水戸市酒門町の石田英男さん別邸「小さな家」で、出会いの会「セルフビルドの愉しみ~手作りの家」が開かれました。参加者は、大人12人と子ども3人。奥さんの裕子さんが入れてくださったおいしいお茶やコーヒーをいただきながら、ゆっくりと時間がすすんでいきました。
 まず最初にみなさんの自己紹介から。ご自宅をリフォーム中という方、古い家をアレンジして住んでみたいという方、建築会社にお勤めながら古いものを大事にする考えは仕事上生かしにくいという方・・・。みなさんひとりひとりが、それぞれの思いをもって、おいでくださったのがとてもよく伝わってきました。
 英男さんからはまず、こげ茶色が美しい、柿渋を重ね塗りした柱のお話を。その言葉のはしばしに、彼のこだわりとこの家にかける情熱が感じられて、なんだかとってもあったかい気分。この空間がとっても居心地いいのは、センスがよいからということに加えて、彼の愛情がたっぷり注がれているということが大きいのだろうなと思いました。
 そして白漆喰のこと、天上を抜いたときのこと、建具を取り付けたときのこと、手作りの一枚板テーブルのことなど、いろんなお話を聞くにつけ、参加者のみなさんは「私にもできるかも?」「自分でもやってみたい!」との思いを強くされていた様子。
 最後に全く手を入れていない同じ間取りの隣の貸家を拝見し、改めてびっくり。「あのすてきな空間も、手を入れる前はこんな普通の貸家だったの?」と、みなさん目を丸くされていました。 
 春には、「セルフビルド・ワークショップ」を企画する予定です。どうぞお楽しみに!
by emispiral | 2005-01-24 15:36 | 出会いの会(アーカイブ) | Comments(3)
 日本で一番有名なインドネシア語は?  それは・・・「オランウータン」でしょう。 オラン(orang)は「人」、ウータン(hutan)は「森」。つまり「オランウータン」とは、「森の人」という意味なのです。インドネシア語は、いくつかの例外を除いては、ほとんどローマ字の読み方。文法もわりとやさしく、おもしろい音の言葉がたくさんです。例えば・・・

    サマサマ(sama-sama)    お互いさま
    イカン  (ikan)      魚
    ナシ   (nasi)      ごはん
    クエ   (kue)      お菓子
    サヤ   (saya)      わたし

 
 私自身は、学生時代にインドネシアの民族音楽(ガムラン)や民族舞踊に夢中になり、実際に習ってみたくてバリ島を訪れたのがインドネシア語との出合いでした。無謀にも泊まるところも定めず、往復の航空券だけを買って、たったひとりでバリ島へ。そして3週間の滞在の間、偶然出会ったおじさんの小さな村に毎日ガムランと踊りを習いに行っていました。当時は、インドネシア語はほんの片言しか話せなかったにもかかわらず、です。 
 それから6年後、本格的にインドネシア語を学ぶべく、ジャカルタにあるインドネシア大学に留学しました。授業はかなりハードで、論文なども必死でしたが、イスラム教徒のおうちにホームステイして少しずつ言葉が自分のものになっていくプロセスは、本当に楽しかったです。
 
 現在は、水戸中央教会の小さなインドネシア語クラスで教える機会をいただいています。2月に新しい生徒さんを募集しますので、もしご興味のある方がいらしたら、ご一緒しませんか? インドネシア語を全くご存じない方でも大丈夫です。


         【楽しいインドネシア語会話(初級)】

日時:  2005年2月14日より 毎週月曜日 10:00~11:30
場所:  水戸中央教会(水戸市大町3-3-18)
講師:  佐々木恵美子
受講料: 1万円(半年分) 初回体験受講、無料

申し込み: 山本隆久さん  電話&FAX029-221-3256    
      佐々木恵美子  em-earth@mrg.biglobe.ne.jp
by emispiral | 2005-01-23 19:47 | インドネシア語 | Comments(0)
どっどど どどうど どどうど どどう、
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう   

水戸市に住むさおりちゃん(中1)と、「風の又三郎」(宮沢賢治・作)をお勉強の傍ら、毎週少しずつ読み進めています。私たちの持ち寄った本は「岩波文庫」と「新潮文庫」。同じ話だからと思って一緒に読み進めていくと、文章の違うところがたくさんあってとても驚きました。漢字の書き表し方はもちろんのこと、登場する子どもたちの学年が双方の文庫で違っていたりするのです。それに片方では、賢治の原稿が空白であったところは「空白」と書いてあって原稿に忠実であるのに対し、もう片方は編集者が想像したであろう言葉が埋めてあります。そんないろいろな違いに出合うたびに、その原稿を書いていた賢治のことが思い起こされて、二重のおもしろさです。

そして、なんといっても、随所にちりばめられた風や自然の描写のおもしろいこと!!そのいくつかをちょっと紹介しますね。

「すすきがざわざわっと鳴り、向こうのほうは底知れず谷のように、霧の中に消えているではありませんか。風が来ると、すすきの穂は細いたくさんの手をいっぱいのばして、忙しく振って、『あ、西さん、あ、東さん、あ、南さん、あ、西さん。』なんて言っているようでした。」

「霧がふっと切れました。日の光がさっと流れてはいりました。その太陽は、少し西のほうに寄ってかかり、幾片かの蝋(ろう)のような霧が、逃げ遅れてしかたなしに光りました。草からはしずくがきらきら落ち、すべての葉も茎も花も、ことしの終わりの日の光を吸っています。はるかな碧い野原は、今泣きやんだようにまぶしく笑い、向こうの栗の木は青い後光を放ちました。」

こうやってすてきな描写に出合っていくと、日本語の可能性を思って、わくわくしてしまいます。そんな感覚をさおりちゃんとシェアできるのは、とてもうれしいこと。そして、さおりちゃんのイメージの力が育っていくのを傍らで見守るのも、私の愉しみのひとつなのです。

※この文章は、さおりちゃん本人の承諾を得て掲載させてもらっています。
by emispiral | 2005-01-20 01:53 | 子どもクラス | Comments(2)
   
     ゲスト*石田英男さん(「小さな家」オーナー)

 ご自宅(水戸市酒門町)の隣にある貸家を買い取り、石田さんがたった一人で改装を始めたのは3年前のこと。白漆喰で塗った壁、柿渋を重ね塗りした柱、骨董品店で見つけた建具、薪ストーブ、陶の流し、奥さんである裕子さんのステンドグラス、年代を感じさせる照明・・・。 これだけのすてきな和風アンティック空間を創るのには、 さぞかし高い技術もお金も必要なのだろうなあとお聞きすると、「誰でもお金をかけずに、自分で好きなように創っていけるんですよ。」とのこと。
  今回はそのすてきな「小さな家」にうかがって、薪ストーブのやわらかなぬくもりの中、石田さんのお話をたっぷりとお聞きしましょう。
  
    <とき>   1月23日(日) 15:00~17:00
    <ところ>  石田さん別宅「小さな家」(水戸市酒門町) 
    <参加費>  1000円(要予約)
    <申し込み>  佐々木恵美子
by emispiral | 2005-01-13 01:05 | 出会いの会(アーカイブ) | Comments(10)
 1月8日(土)、水戸市酒門町の石田さん別宅”小さな家”にて。ご主人の英男さんが3年かけてこつこつと改装したその家は、和風アンティークな異空間。小さなキャンドルをいっぱい灯し、14人で心静かな時間を過ごしました。
 まずは香りの洗礼から。どんなエッセンスオイルなのか知らされずに出会う香りは、なんともミステリアス。大脳を通さず、ダイレクトにハートに響きます。
 そしてシタール・タブラ・タンプーラの演奏を。シタールの響きに身をゆだねていると、体がゆるんでとろけそう。そして、シタールとタンプーラのうねりの合間を小気味よく駆け巡るタブラのリズム。全く異質な音と音が作り出すダイナミズムが、かえって私たちの心の中をしんとさせるから不思議です。
 最後に感想をシェアして、新年の祈りを。それぞれの祈りが現実のものとなって、そして今年もすてきな1年でありますように。

 香り*小室由紀  シタール*木村倫朗  タブラ*森山繁  
タンプーラ*木村麗子 主催*花うたいこ 恵藍舎
by emispiral | 2005-01-11 00:21 | ワークショップ | Comments(13)

移転のお知らせ

 今日から2007年度のスタートですね。今年1月からゆるやかに移転作業を進めてきた恵藍舎も、いよいよ今月から新たな場所で本格的に開いていくことになりました。移転先は、水戸市藤が原にある水戸ニュータウンの一角です。水戸市近郊の方には、城里町との境のあたりと申し上げれば、なんとなくイメージをもっていただけるでしょうか?

 この1年は、建築のにわか勉強をしたり、現場に通いつめたりして、あまり新しい企画ができませんでしたが、この4月からはまたいろいろなことを始めたいと思っています。このブログでもさまざまなクラスや催しを少しずつ紹介していきますので、もし心のセンサーがピピ!と動くものがありましたら、ぜひ新しい恵藍舎にお出かけくださいね。        2007年4月1日
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by emispiral | 2005-01-06 00:01 | 恵藍舎について | Comments(6)