水戸 恵藍舎だより


by emispiral

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 3月19日(土)、1・2年生クラス。
今年度最後の土曜クラスになりました。
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 最初は、前回の「線対称」をちょっと思い出して。真ん中の軸と左半分だけ描いてから、線対称になるように右半分も描いてみる。
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 それをつなげるとこんな形。




 それから大きなテーブルに障子紙を貼り付ける。4人で協力してやるのは、それだけでワーク。
 そうして、その大きな障子紙の周りにぐるりと先ほどの線を描いて、その下を塗ると穴ぼこだらけの地面の出来上がり。
 
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  その穴の一つ一つに、土の中でじっと冬を越してきたものを描き入れる。草の種、球根、ヘビ、カエル、クマ、幼虫・・・。描いたらそっと土をかぶせて。
 
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 そしてそして、いよいよ春がやってくる。黄色のクレヨンで春の光を描き入れる。

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 土の中のみんなはいっせいに外へ外へ。お部屋がすごいエネルギーに満ちてくる。種から芽が出る、アリが這い出す。カエルは池へ、クマは森へ。水は湧き、川になり、湖とつながる。花は咲き、鳥が鳴いて、世界はすっかり春一色に。

 最後にできあがったとびきり大きな絵を壁に貼って、みんなでお話。動物の生態に詳しい哲平くんの説明から、どういう訳か「なんでオトコとオンナがあるのか」という話題へ。熱い議論の果てには、旧約聖書の話も飛び出し、さらに宗教の話まで。
 じっと話を聞いていた私は思わず、「お見それしました!」と言いたくなったほど。

 この土曜クラス、4月からは「自遊学校」という名前で生まれ変わります。
by emispiral | 2005-03-30 00:36 | 土曜クラス(アーカイブ)
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 中川藍ちゃんは、13歳。陶芸家のお父さん(浩道さん)、お母さん(温子さん)、11歳と7歳の弟(翔太くんと楓也くん)、そして3歳の妹(森日ちゃん)と一緒に、笠間の金毘羅山の中腹に住んでいます。

 藍ちゃんが今、夢中になっているのはライアー(竪琴)。天使が舞い降りてくるような音がする、すてきな楽器です。お小遣いをこつこつ貯めて、この間の冬にやっと手に入れました。今は月に2回、つくばでレッスンを受けています。
 弟たちとともに始めた乗馬も、年々腕が上がってきました。八郷町の馬場に出かけるのが、とても楽しみだそうです。 また最近通い始めたスイミングスクールでは、今、平泳ぎを練習中だとか。

 藍ちゃんと弟たちは、学校ではなくて、家と自然のなかで学ぶことを選びました。私が藍ちゃんのおうちに週1回うかがうようになって、かれこれ3年。
 藍ちゃんと私は、今、一緒に英語の勉強をしています。内容は、会話・文法・日記、そして音読。音読は、藍ちゃんのリクエストでピーターラビットシリーズの「Tom Kitten」のお話を読んでいます。耳のいい藍ちゃんは、発音がとっても上手です。

 2月のある日。私が風邪で寝込んでしまい、「今日はお休みさせてください」と藍ちゃんのおうちに電話した日のこと。お母さんの温子さんが、玄米がゆと野菜スープと梅醤番茶を持って訪ねてきてくれました。「えみこさんが休むなんて、よっぽどひどいんだろうなって思って」と。
 
 あとから知ったのですが、温子さんが私の看病をしてくれている間、藍ちゃんと妹の森日ちゃんは車の中から、私の家の庭にやってくる鳥たちを眺めて楽しんでいたそう。そうして、そのときのイメージから、お話を作り、絵本に仕立てて私にプレゼントしてくれました。 それはそれはすてきなお話で、私がとってもうれしかったことは、言うまでもありません!

 そう、あいちゃんのもうひとつの特技は、お話づくり。でも本当言うと、縫い物とか料理とか歌とか、その他にもまだまだいっぱいあるんですけれどね。
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by emispiral | 2005-03-25 00:27 | 子どもクラス
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 3月21日(月)、常陸大宮市の旧山方小舟生分校わきの空き地にて。水戸から車で1時間も北上したところなのに、もうすっかり春が訪れていました。

 この日は、3年ぐらい前から参加している「みとローカルアクティブネットワーク(M-LAN)」の竹楽器作りのイベントにスタッフとして参加。竹の笛作りを子どもたちと一緒に楽しみました。

 M-LANは茨城新聞社が母体となって生まれたボランティア組織。「子どもを通して地域を考える」をメーンテーマに活動してきました。その活動の内容もさることながら、個性的かつパワフルなメンバーたちとの交流がとってもうれしい私です。 
by emispiral | 2005-03-23 20:47 | らせん式日記
 インドネシア語クラスの新学期が始まって、ちょうど1ヶ月。新しい生徒さん4人が加わって、合計9人のにぎやかなクラスになりました。生徒さんの年齢層は20代から80代まで。和気あいあいとした雰囲気に、私自身も毎週楽しく教えさせてもらっています。

 さて、3月14日(月)。いつものように会場である水戸中央教会に着くと、「今日は茨城放送の生番組が入ることになっています」と、オーガナイザーの山本さん。突然のお知らせにびっくりしました。

 まもなくレポーターのかわいらしい女性がやってきて、打ち合わせ。おおまかな流れを決めていきます。生番組のレポートって、こんなふうに段取りをするのかあと興味津々。

 やがて、耳にラジオのイヤホンをつけて、生中継スタート。イヤホンから流れてくるスタジオのパーソナリティの声、隣のレポーターの声、そして今ここで聞こえる自分の声とラジオから聞こえる自分の声。なんだか不思議な感覚でした。

 スタジオのパーソナリティの方にもいくつかインドネシア語を紹介しました。みなさんもよかったら。

    Selamat siang      スラマッシアン      こんにちは。
    Nama  saya Tomomi  ナマ サヤ トモミ   私の名前はともみです
    Terima kasih       トゥリマカシー       ありがとう
 

 生中継はたったの10分間でしたが、レポーターの方の流れの作り方には、本当に感心しました。さすがプロですね。私はといえば、また今日も面白い経験をさせてもらったなあと感謝々々です。
 
by emispiral | 2005-03-18 23:46 | インドネシア語
 以前に紹介した日立市在住のかなえちゃん(通信制高校・1年生)と、同じ学校の2年生であるHちゃんと私の3人で、先週、遠足に行ってきました。

 このメンバーでの遠足は、3回目。1回目は、日立市風神山の尾根縦走。2回目は、加波山登山&笠間で陶芸。そして今回は、スケートです。

 笠松運動公園のスケートリンクは、平日のためお客さんはまばら。「思いっきり滑るぞ!」と思いきや、スケートは、在りし日の水戸スケート場で大学の集中講義を受けたとき以来。リンクに出てみると、歩くのがやっとでした。とほほ・・・。 

 Hちゃんは、ときどきスケート場に来ているとあって、スイスーイと気持ちよさそう。

 かなえちゃんは全く初めて。Hちゃんと私が交互に手を取って、根気よく壁際を何周も歩きました。よく頑張ったなあと感心。

 一方、おそるおそるだった私は、かなえちゃんと歩くうちに何とかカンが戻ってきたような。最後にはスイ~と滑れるようになりました。

 日立に帰る途中、東海村の村松虚空蔵尊へ。ひっそりとしたお堂の前でおみくじを引くと、なんと3人とも大吉!「ひょっとして、全部大吉だったりして!?」と大笑いでしたが、まさかそんなことはないだろうから、やっぱりなんだかいいことありそう、だよね?

 
by emispiral | 2005-03-18 22:23 | 子どもクラス
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3月5日(土)、3・4年生クラス。3・4年生クラスは、対称軸2本で、ちょっと複雑に。

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  まず折り紙を三角形に2回折って、いろいろな切込みを入れる。そして開いて見る。
  すると、びっくり。美しい模様ができあがっている!

 いっぱい作ってから、それらの形をよく見てみると、上下左右が鏡写しに。
 2本の折り目が軸になっているんだね。

 今度はクレヨンで、紙に軸を描いてみる。紙のまんまんなかに十字を描くのは、けっこう難しい。

 4つに分かれた四角のうちのひとコマに模様を描いてから、線対称の線を書き加える。またたくまに不思議な模様ができあがっていく。


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 今度は他の子に、最初のひとコマを描いてもらう。自分の中にはなかった形と出合い、残りの3コマを展開する。

 最後は、軸を書かずに、線対称の模様をデザイン。無言で、ひたすら描く3人。おもしろすてきな模様ができたね。

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by emispiral | 2005-03-17 02:22 | 土曜クラス(アーカイブ)
c0030327_23225995.jpg 3月5日、1・2年生クラス。
大雪が降った後の、まぶしい日。



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 折り紙を二つ折りにして、好きな形に切ってみる。できた形をいっぱい集めていくと・・・「あれ?みんな右と左がおんなじ形」



 今度はクレヨンで描いてみる。片方から、もう片方へ。 知らず知らずのうちに、バランスを取ろうという内的な力を働かせている。
 


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  他の子が描いた線に対称な線を加える、というのもやってみる。もうひとつの仲良しになるやり方。

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 「漢字の森・田・平っていう字も、そうだよ!」と、
 てっぺいくん。
 「ホントだ~!」とみんな。
 「わたしの名前は?」

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 最後は、好きな模様をすてきにデザイン。
 数字まで登場するとは!

 「私たちに近いところにあって、左右の形が同じもの、
 な~んだ?」と、わたし。
 「体!」と、なっちゃん。
 そして、すかさず体の絵を描き、からくり絵本を作ったまゆりちゃん。
 
 創造力は、限りなく。 子どもって、やっぱり、すごい。
by emispiral | 2005-03-13 23:14 | 土曜クラス(アーカイブ)
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 3月2日(水)。岩瀬町の安達知子さん(写真左)と斉藤美香さん(写真右)が参加してくださいました。中央が根本美弥子さんです。

 今回は、それぞれの初恋の暴露!?から。     
 実を言うと美弥子さんは、私の中学校時代の恩師。保健室でいつもやさしく話を聞いてくれる、美人のお姉さんといった感じでした。(もちろん、今も写真の通りの美人です!) それでもさすがに恋の話などはしたことがなく、この日意を決して、中学校時代に恋をしていた男の子の名前を告白。驚く彼女を見て、とても可笑しくなりました。20年以上経過して、まさか彼女とこんな話ができるとは・・・。

 知子さん、美香さん、美弥子さんの初恋のお話も聞いているだけで、どきどき。「みんな、心の中にそうっとしまっている思いがあるのよ」と美弥子さん。

 それから、「冬ソナ」のビデオを抜粋して観ました。 

 一時期、「冬ソナ」にはまったという知子さんは、前回参加してから「こんな見方もあるのか!」と驚き、もう一度ビデオを借りて見直したとか。改めて見えてきたことなどをお話してくれました。

また美香さんは、様々な場面で「私だったらどうするかなあ?」と、自分自身を重ねながら観るのに忙しかったそう。 同じドラマでも、自分の内面に引き付けながら観ると、見え方が全然違ってくるのですね。

 私はというと、登場人物たちが思いをストレートに表現していたり、抑えていたり、また思いが通じたり、通じなかったり、そのコミュニケーションの在り様にいろいろ考えさせられました。

 次回は、4月20日(水)10:00~です。「冬ソナ」をもう少し深めていこうと思っています。
by emispiral | 2005-03-11 00:01 | 出会いの会(アーカイブ)
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 2月27日(日)。お申し込みいただいていた2組のご夫婦とお子さんたちがインフルエンザのために急遽いらっしゃれなくなり、参加者は蒲生礼子さんと私の2人きり。私たち2人で英男さんをひとり占め、いえ、ふたり占め!?して、たくさんたくさんお話をうかがいました。

 今回の話題は、前回よりもさらにディテールへ。前回お聞きした柿渋に加えて英男さんがこだわったのは、「久米蔵」と呼ばれる古式塗料。日本の伝統的な塗料ベンガラの風合いを出せるよう開発されたもので、柿渋だけでは出ない深みやつやがこの「久米蔵」を下に塗ることで出てくるのだそうです。

 けれども実を言うと、この「久米蔵」に出合うまで、英男さんは独自にいろいろなものを調合して塗料を試作してきたとか。そのプロセスの重みたるや・・・。ますます柱一本一本がいとおしく感じられてしまいます。

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 障子の和紙を貼ったのも、もちろん英男さん。山方の西ノ内和紙(五介和紙)を使っているのだそうです。

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 菊花をモチーフにしたソケットは、益子で見つけた骨董品。今のソケットの味気なさと比べると、昔はある意味、なんて豊かだったのだろうと思ってしまいます。


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 現在、英男さんは、すぐ後ろにある全く同じデザインの建物との間に部屋を作っています。その作業場で、柿渋や「久米蔵」を塗るところを見せてもらいました。「久米蔵」を塗ってから柿渋を塗ると、確かに深みがぐんと増すので、本当にびっくりでした。

 4月に、この柿渋や「久米蔵」を実際に塗ったり、壁に漆喰を塗ったりするワークショップを開くことになりました。(詳しくはまたこのブログ上でお知らせしますね。)礼子さんも私も柱や壁を塗る技術を身に付けようと、意欲満々です。
 
 礼子さんは、ご自身のパン工房を作るときに、自分で内装できるところはやってみたいと思っていらっしゃるそう。実は、私も自分で古いおうちを改築して住むのが夢です。英男さんにいろいろ教わって、上手にできるようになったころ、その夢はかなうかな。
by emispiral | 2005-03-09 14:14 | 出会いの会(アーカイブ)
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 少し前になりますが、真壁町に「ひなまつり」を見に行ってきました。真壁町は古い街並みの残る、しっとりと落ち着いたところ。 真壁在住の陶芸家・池本周さんに案内してしていただいて、ディープな真壁ツアーとなりました。

 写真の左側上段のお雛さまは、江戸時代のもの。年代を経たものは、重みが違います。

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 池本さんのお宅にお邪魔しました。まちの人たちが、「まさかあの家に人が住めるはずがあるまい」と思っていた廃屋を、自力で見事に再生。居心地のいい、すてきな空間でいただくお茶は、本当においしかった・・・。

 今回、池本さんを紹介してくれたのは、笠間の陶芸家・佐藤しづさん。(彼女の陶のオブジェにはいつも胸がきゅんとしてしまいます。笠間の県陶芸美術館で、会えます。)こうやって、すてきな人たちとの出会いがぐるりぐるりとらせんのようにめぐってゆくのは、とても幸せなことです。
 
 
by emispiral | 2005-03-04 11:07 | らせん式日記