水戸 恵藍舎だより


by emispiral

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 イスラム世界に突然来てしまったような気分になってしまいますが、ここは東京国立博物館・本館の裏庭に面した小さなラウンジ。昭和13年に建てられたこの建物は、重みのある雰囲気と装飾的なデザインが本当に素敵です。冷たい雨にもめげず、今日も出かけてきました。

 今日感動したのは、水戸藩主・徳川斉昭(徳川慶喜の父・偕楽園を作った人)の刀。全体に桜の花の彫刻が散りばめられた上に和歌が刻まれていて、とっても粋な刀でした。なんでも水戸で有名だった刀職人に作らせたとのこと。水戸の五軒町の一部(芸術館東側)は昔、鉄砲町といって、鉄砲職人や鍛冶職人が多く住んでいたそうです。その刀もそのあたりで作られたのかなあなどと思うと、急に親近感がわいたりして。・・・と、水戸藩関係のことにはついつい夢中になってしまう私なのでした。
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by emispiral | 2006-02-26 21:45 | らせん式日記 | Comments(2)
 春からは何かと忙しくなりそうなので、2月いっぱいまでは「芸術鑑賞強化月間」と決めて、ほとんど毎週末に東京や近県のさまざまな美術展などに出かけています。

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 少し前になりますが、東京都美術館(上野)で開かれている「ニューヨーク・バーク・コレクション展」に行ってきました。世界有数の日本美術収集家として知られる、メアリー・バーク夫人が半世紀にわたって収集した日本美術コレクションがニューヨークから里帰りする・・・という展覧会です。

 「私は日本に恋をしてしまい、その時以来この国や国民、芸術をずっと賞賛しつづけております」。バーク夫人の言葉に、私はなんだかはっとする感じがありました。自分も含めて、私たち日本人の多くは、自分たちの文化をきちんと認めているかなあと。。

 少し話は飛びますが、「日本が好き」とか「愛国心がある」などと言うと、政治的にどっち寄りとかなんとか言われてしまうような風潮があるのはとても残念な気がします。戦時中、「愛国心」と「戦争」がプロパガンダとしてとても強く結び付けられていたためなのでしょうか。だから国全体に「日本」という言葉に対する照れみたいなものがあるのかもしれません。

 で、私自身はというと、外国文化に憧れていた10代、20代の総まとめ!?として最後の3年間をジャカルタとアムステルダムで過ごし、30歳ちょうどで日本に戻ったときには、すっかり「やっぱり日本はいいなあ」という気分になっていました。その気持ちは、その後ますます強くなる一方なのですが、上に書いたような理由から、時々周りの人の反応を気にしながら「日本人でよかった」などと口にしたりしています。

 また自分の経験からも実感するところなのですが、やっぱり外から見ると日本文化がよりくっきりと見えてきますね。より光を増すと言ってもいいのかもしれません。そういった意味でも今回のバーク夫人のような方の存在は、やっぱりありがたいなあという感じがしました。日本が戦争でごたごたしているときにちゃっかりみんな買っちゃって・・・という見方もありますが、一方ではあれだけの貴重な文化財を戦火から守ってくれたという見方もできます。そうして、ニューヨークの私設博物館で、ニューヨーカーたちに日本の美を紹介し続けているのですから、その情熱にはやはり心を動かされます。

 私は、日本文化の理解という点ではまだまだ入り口にいるような気がしています。入り口に立って、あっちの部屋も面白そう、こっちのお部屋もすてきみたいとわくわくする気分を楽しんでいるような感じです。これからゆっくりといろんな部屋を回って、自分なりに深めていってみたいなあと、今回の展覧会を見て改めて思いました。
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                     酒井抱一 「桜花図屏風」
by emispiral | 2006-02-23 14:35 | らせん式日記 | Comments(0)
 石田樹生ちゃん(小2)と舟橋由季ちゃん(小2)と折り染めをしました。まず障子紙を切ってさまざまな折り目をつけます。そうして3色の絵の具に浸し、ゆっくり広げるとご覧のような模様に。
 折り染めの楽しいところは、思った通りにならなかったり、思いも寄らなかった模様ができたりするところ。そして、みんなどれもすてきっていうところ。これって、結構深いと思いません!?
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by emispiral | 2006-02-21 14:32 | 子どもクラス | Comments(7)
 炭に火をつけるために、林に小枝を拾いに行きました。林の中はどんなときも発見でいっぱい。この日は木の中で冬を越してきた昆虫を発見しました。撮影は、2枚とも森田哲平くんです。
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 またこの日、恵藍舎の前の道では下水道工事が行われていました。大西明良くん(小3)と森田哲平くん(小3)と私の3人は、塀越しに見るショベルカーの動きに目が釘付け。3人で「すごーい!初めて近くで見た!」と大喜びしてしまいました。操縦をしていた方は、突然のギャラリー出現にちょっと照れくさそうでもありました。(笑)
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by emispiral | 2006-02-21 14:10 | 自遊学校レポート(アーカイブ) | Comments(6)
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 水戸市のギャラリー加古で開かれている「生命萬歳(いのちばんざい)佐藤勝彦展」に行って来ました。力強い墨のタッチと色彩。また彼の言葉の一つ一つに、はっとさせられたり、ほっとしたり、勇気付けられたり・・・。彼の絵に出合えて本当によかったなあと思いました。

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 今回は県内初の展覧会とのこと。水戸近郊の方には、ぜひお薦めです。

 ■佐藤勝彦展■
 2006年2月20日(月)~2月27日(月)  
   ※2月26日(日)は休廊日
 ギャラリー加古 水戸市河和田1-1545-7
   10:00~19:00 最終日は16:00まで 
   TEL 029-255-6005 



 ※会場で写真を撮らなかったので、掲載した画像は今回の展覧会のものではありません。会場では、冨士山やお地蔵様などのモチーフの他の作品を数点見ることができます。 
   
by emispiral | 2006-02-21 13:40 | らせん式日記 | Comments(0)
 大好きな蝋梅(ろうばい)の香りを求めて、弘道館に行ってきました。梅に先駆けて咲く蝋梅は、ジャスミンに似た甘く馨しい香りです。きりりとした雰囲気の弘道館では、ひときわこの蝋梅の香りが引き立つような気がしました。
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by emispiral | 2006-02-14 23:57 | 水戸藩歴史散歩 | Comments(5)
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 小学校2年生の綿引夏萌(なつめ)ちゃん(通称なっちゃん))作の掛け軸です。1月のある日、私たちは毛筆をしました。「今日は目をつぶって、左手で書くよ。」と私が言うと、「え~、難しいよ。」となっちゃん。けれども書き始めたら、おもしろくなってきたようで、ついにこんなに大きな作品にまでたどり着きました。

 「花が咲く」というのは、彼女の内なるものが発した言葉。「自分の好きな言葉を書いて」と私が言ったら、さして考え込む様子もなく、さらりと自然に出てきたものです。そして、目を閉じて、一字一字心を込めて左手で書いた字は、誰かの字に似せようとしたものではない、彼女のオリジナル。出来上がった掛け軸に彼女はとても満足したようで、前回掛け軸を紹介したあやちゃん(実は、なっちゃんのいとこです。)と同じように、ブログに写真を載せてほしいとのことでした。とっても誇らしげな表情をして・・・。
 
 「自分自身が満足できたからうれしい」という気持ちは、「ほめられたからうれしい」という気持ちよりもさらに本当の意味での幸せにつながる感じ方のような気がします。表現の意欲を自分の満足に変えていくなっちゃんは、本当にあっぱれです。
by emispiral | 2006-02-13 22:35 | 子どもクラス | Comments(9)
 いろんなところで小さな変化を見つけるのが楽しい季節になりました! 
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                     (生まれたての小さなクローバーたち・恵藍舎の庭で)
by emispiral | 2006-02-10 13:18 | らせん式日記 | Comments(3)
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 2006年にかなえたいことを、受講生のみなさんとA4の紙に自由に書きました。実現するかしないかは脇において、自分の願望を浮かぶがままに書いていくのは本当に楽しい時間です。

 その1週間後に、たくさんあげた中から5つをインドネシア語で発表してもらいました。「料理のレパートリーを増やす」、「アンクルン(竹でできたインドネシアの民族楽器)をたくさん練習する」、「友達と韓国に行く」、「インドネシアの友人に会いに行く」、「整理整頓がうまくなる」、「ピアノがうまくなる」、「自分の専門以外の本を読む」、「若い年代の異性の友達をもつ」、「自分の考えをもっと表現できるようになる」・・・などさまざまなことが挙がりました。
 
 かなっても、かなわくても「~だといいな」という思いをもって、毎日を過ごすとなんだか心がわくわくします。私はというと・・・「ジャズのライブにたくさん行く」、「母と韓国旅行に行く」など・・・もう、それはそれはたくさんあります。 2006年も、もう1ヶ月が過ぎました。あと11ヶ月を、大切に味わっていきたいです。
by emispiral | 2006-02-10 10:50 | インドネシア語 | Comments(5)
 Pちゃんと一緒に、梅の様子を見に行きました。空気は冷たくても、枝先のつぼみはもうほっこりし始めています。寒い中、絵手紙を描くのは厳しかったですが、写真好きの彼女は満足のいくショットが撮れた模様。私のは、ぼやけてしまいました・・・。
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                                      (日立市・諏訪梅林にて)
by emispiral | 2006-02-08 15:29 | 子どもクラス | Comments(5)