水戸 恵藍舎だより


by emispiral

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 藤が原近辺の自生植物や生き物のことにとても詳しい、近所にお住まいの寺尾さんが、「子どもたちとホタルを見に行くときは、ぜひ一緒に」とお声をかけてくださったので、自遊学校に通って来ている子どもたちと昨夏の河原探検に参加した子どもたちに声をかけて、先週の土曜日にホタルを見る夜の散歩に出かけました。

 田んぼと用水路の間の真っ暗な農道を歩いていくと、遠くにほのかなホタルの光が見え始めて、「いた、いた!」という声の合唱。それから、光を放ちながら飛んでゆくホタルをそっと捕まえてみたりもしました。

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 これは、参加したあるお父さんの手の上のホタル。大きなホタルの放つ光は、思った以上に明るいんですよ。






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 帰り道には、赤い木苺も食べました。この辺は寺尾さんの散歩コースだそうで、真っ暗なのに「ここにはトリカブトが出るんですよ」などと、どこに何があるのか本当によくご存知で、びっくり。ホタルだけでなくていろんな植物のことも教わって、とても面白かったです。




 それにしても、街灯のない真っ暗な道を散歩すると、普段使わない感覚を刺激されますね。人間の中の野生性を呼び起こす感じと言ったら、ちょっと大げさかもしれないけれど、でもなんとなくそんな感じです。

 またこの日は、図らずも夏至。巷では「キャンドルナイト」といって、夏至の日の8時から10時に電気を消そうという運動がさかんになってきています。私たちもちょうどこの夏至の日に、電気を灯さない暗い夜を楽しむことがでて、よかったなあと思いました。またいつか子どもたちと夜のお散歩をしてみたいです。
by emispiral | 2008-06-25 23:32 | 自遊学校レポート(アーカイブ)
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 スペース・リビーナ(表参道)で開かれている市毛實写真展に行ってきました。

 「写真とは、その場所の空気や気配を撮るものだ」。市毛先生の作品や言葉は、いつもいつも胸に響きます。




 恵藍舎の教室には、今、彼の作品が2枚飾ってあります。今回の作品展が終わったら、もう1枚やって来ることになりました。写真に込められた空気感が、恵藍舎の空間とそこへおいでになるみなさんの後押しをしてくれるのだろうな・・・ととても心強く感じています。
by emispiral | 2008-06-19 23:39 | らせん式日記
c0030327_18354680.jpg 歩いて5分ぐらいのところにある田んぼに蛍が出始めました。水がきれいなところにしか住めない蛍が今でも見られるのは、藤が原の地下からこんこんと湧き水が流れ出ているから。
 
 ふわんふわんと光りながら飛ぶ様子は、なんとも幻想的です。
by emispiral | 2008-06-19 18:43 | 藤が原散歩道
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近所の林に、
木いちごを食べに行ってきました。
本当の名前は、モミジイチゴ。
葉っぱがまるでもみじのようです。






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熟れた実をそうっと摘んで、
お口に、ひょいと入れます。
やさしい甘さと酸っぱさが広がって
子どもも大人も
しあわせな気分になります。
by emispiral | 2008-06-12 17:42 | 自遊学校レポート(アーカイブ)
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 友人宅でごはんをごちそうになりました。彼女のごはんをいただくと、シンプルで控えめな味付けこそが素材本来の味を引き立てるのだということが、本当によく分かります。それで、なぜか体の中心感覚を思い出させてもらうんですよね。


 お米は、山川村農園(茨城町)で作られたアイガモ農法による無農薬有機栽培の玄米。アイガモが害虫を食べるお仕事をしている間にカラスに狙われないよう、農園の方たちは1日中田んぼを見張っていたりするんだそうです。そんなお話を聞いていると、なんだかとてもありがたい感じがしてきてしまって・・・。私も山川村農園の玄米をときどき食べていますが、お米を研ぐときから一粒一粒が元気でかわいい感じなんですよ。作っている方の思いが入っているからかなあなんて思います。
by emispiral | 2008-06-11 15:47 | らせん式日記
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お茶のお稽古に行ってきました。

今回の掛け物は、『清寂』。
お花は、グミの1種で、
和菓子は、青田にツバメのお饅頭。
そして、茶杓の銘は「山懐(やまふところ)」。



いろいろな形で表現されている季節感をじんわり味わっていると、内側から深くうれしい気持ちが立ち上がってきます。大事な大事な時間です。
by emispiral | 2008-06-11 11:23 | らせん式日記

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庭のみかんの木の上で
アゲハの幼虫が育っています。

自遊学校に来た小学生の子たちは、
「すごい、すごい!」と、大喜び。
さなぎになるのをみんなで心待ちにしています。
by emispiral | 2008-06-05 23:31 | 自遊学校レポート(アーカイブ)
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子どもを
よつ葉探しや首飾り作りで夢中にし、

おとなを
なつかしがらせる不思議な存在感。
by emispiral | 2008-06-04 13:13 | 藤が原散歩道

自遊学校・28  個性

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 英検の勉強をしにきた中2の妹と自遊学校の卒業生である高1のお姉ちゃん。
 
 勉強のあとの、ちょっとした工作や手芸がとっても楽しみらしい。どちらかというと、そちらの方がしたくて自遊学校に来ているような気配も!?


 集中力というのは、やりたいことをとことんやっていく中で育っていくもの。そしてその積み重ねが、個性になる。
by emispiral | 2008-06-04 10:48 | 自遊学校レポート(アーカイブ)
 最近、少しずつお茶の道具を集め始めました。今のところはまだ、茶碗、茶筅(ちゃせん)、茶杓(ちゃしゃく)と柄杓(ひしゃく)だけですが、次は、棗(なつめ・抹茶を入れる容器)を狙っています。あせらずにいろんなものを見ていって、「これだ!」という出合いがあるときまで、ゆっくりゆっくり探すつもりです。

 それにしても、お茶のお道具は風流な遊び心があって、本当におもしろい。幸運なことに、京都で骨董を学んだというお茶の先生のもとでお稽古をさせてもらっているので、使わせていただいたり、拝見したりする器物や掛け物などは素晴らしいものばかり。それらについてお話もうかがいながら、少しずつ勉強している感じです。

 少し前になりますが、兄弟弟子の友人と某百貨店の「茶道具展」に出かけたときのこと。会場内を一周し終わってから、思わずお互いの顔を見合わせてしまいました。「あんまり、いいものがないね・・・」と。そうして私たちが普段のお稽古でいかに一流のお道具を使わせていただいているのか、そうしてそれによっていつの間にか私たちの目が肥えていたのだということに気づいたのでした。 「本物を見ること、本物に触れること」が大事なのは、知らず知らずのうちに本物を見極める目が育つから・・・このことを身をもって体験した感じがしました。実際のところはまだまだ育ち始めの、よちよち歩きですけれど。

 お茶の世界に足を踏み入れて、やっと2年。まだまだ入り口付近でうろうろしている感じですが、お道具のこと、茶花のこと、お作法のこと、お茶の言葉・禅語のこと、知りたいことがいっぱいでわくわくします。ほんの少しずつの学びでも、30年も続ければ、「それなり」になるかなあと。まあ、「それなり」にならなくとも、その途中をのんびり楽しんでいこうと思っています。
by emispiral | 2008-06-03 00:11 | らせん式日記