自遊学校・83 それぞれのテイスト・ペースで 

 夏休みは多くの子が、宿題の絵を描きに自遊学校にやって来ます。いつもはアトリエ倭空間でプライベートのアートクラスをしているJちゃんとCくん(ともに小6)も、夏休みはお弁当を持って自遊学校へ。


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 Jちゃんが建物や庭とともに花の絵を描きたいということだったので、本当に暑い日でしたけれど、みんなで庭に出て下書きをしました。






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 Jちゃんの「花の絵」の構図は大胆に遠近法を使ったもの。そして色とりどりの小さな花をたくさんたくさん描いたので、彩色がとても大変そうでした。けれども根気強いJちゃんは、丁寧に花の一つ一つ塗って、最後には華やかな絵が完成しました。





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 Cくんは、「夏休みの思い出」の絵を選択。金管バンドのコンクールに出たときのことを描きました。左下にいるのがコルネット担当のCくん自身です。ペン、ダーマトグラフ、水彩絵の具、パステルを器用に使い分けて、味のある絵が出来上がりました。



 この2人とは一緒にたくさんアートワークをしてきたけれど、いつもテイストもペース配分も、それぞれ。もちろんこの日もそうです。そうやってちゃんといつも自分の「ワールド」を淡々と追求できるのがこの2人のすごいところなんですよね。



 
by emispiral | 2009-08-04 21:24 | 自遊学校レポート(アーカイブ)

水戸 恵藍舎だより


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