外国人のおとなと子どものためのアートワークショップ

 つくば市の二ノ宮ハウスで、先月末から3回シリーズ(週1回)の「おとなと子どものアートワークショップ」が始まりました。

 参加者のみなさんは、つくば市に滞在している研究者とその家族です。二の宮ハウスでは毎年講座を担当させていただいていますが、今回は今までにも増して参加者方々の出身国がバラエティに富んでいます。ポーランド、ブラジル、ベトナム、イタリア、ロシア、エジプト、オーストラリア、韓国、中国、ブルガリア、アメリカ・・・ととってもインターナショナルなクラスになっています。

 1回目は、1mぐらいのボール紙でできたロールを使った「Tower Objet(タワーオブジェ)」を作るワークショップ。描いたり、切ったり、貼ったりして、思い思いのタワーを作りました。

 連れてきた赤ちゃんを二の宮ハウスのスタッフにだっこしてもらい、夢中で制作をするインド人の若いお母さん、「自分には芸術的センスがない」と言いつつもすてきな塔を完成させた中国からの若い研究者の方、アートが大好きな15歳の娘さんと「私は単に娘のアシスタントなのよ」と言いながらとっても凝った作品を完成させたブラジルからの研究者の女性などなど・・・。最後にはとってもオリジナルなタワーがたくさん出来上がりました。

 最後にタイトルと感想を言ってもらったのですが、「子どもの頃にかえったみたいで、とっても楽しかった」とか、「初めはどうしていいか分からなかったけど、5歳の娘に触発されて、一緒に作り上げることができて楽しかった!」などという声を聞いて、私もとってもうれしかったです。

 2回目は、和紙を絵の具で染めるワークショップ。外国人のおとなと子どものためのアートワークショップ_c0030327_1747582.jpg    外国人のおとなと子どものためのアートワークショップ_c0030327_17473668.jpg










 自分のアイディアで何かを創り出すという作業のためには、自然と創造力が働き出します。感性や創造力と結びついているといわれる右脳を活性化させると、なぜか心も元気になってくるのですよね。研究員の方々は、きっと左脳を使うお仕事が多いことでしょう。ある女性の参加者の方は、「普段使っていない脳の部分を使って、気持ちよかった」と話してくれましたよ。

 今週はいよいよ最終回です。だんだん参加者のみなさんとも顔なじみになってきて、またお会いするのが私もとっても楽しみ。最後のワークもみなさんに楽しんでいただけるよう、これから最終的な準備段階入ります。
by emispiral | 2010-02-07 17:55 | アートセラピー&アートワーク

水戸 恵藍舎だより


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