らせん式日記・53  実物を見て、歴史を感じる

らせん式日記・53  実物を見て、歴史を感じる_c0030327_0344024.jpg 今回、初めて東京国立博物館に行ってみて、感じたこと。それは、まず、子どもたちにこの博物館をぜひ訪れてみてほしいということでした。

 本館には「日本美術の流れ」というテーマで、縄文時代の土偶から、江戸時代の浮世絵まで、国宝・重要文化財など、第一級の優品を含む日本のさまざまな美術品が時代の流れに沿って展示されています。最近の歴史資料集は優れたものが多いけれど、実際に年月を経てきた本物にはかないません。それらを自分の目で見ることで、五感をともなった歴史への扉が開かれることでしょう。
 
 歴史を学ぶということは、未来を知ることです。自分自身や自分をとりまく世界の進み方に目を向けられる人間に育っていくためには、私たちがどんな道すじを通って今ここにいるのかを知ることが、とても大切だと思うのです。

 また、これからますます国際化が進み、誰もが英語を話せて当たり前の時代が来ることでしょう。そんな時代が来たときに、自国の文化に誇りを持って、媚びることなく外国の人たちと対等に関わっていける、そんな日本人が増えていくといいなあと感じます。

 ・・・とは言っても、子どものことを言う前に、まずは私自身から。近いうちに1年間有効のパスポートを購入して、これから度々この博物館を訪れようと思っています。今回は半日かけてもすべての展示品を見ることが出来なかったので、次回は1日かけて、じっくり見てみたいと思っています。
by emispiral | 2006-02-03 00:35 | らせん式日記

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