らせん式日記・59  ここはどこでしょう?

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 イスラム世界に突然来てしまったような気分になってしまいますが、ここは東京国立博物館・本館の裏庭に面した小さなラウンジ。昭和13年に建てられたこの建物は、重みのある雰囲気と装飾的なデザインが本当に素敵です。冷たい雨にもめげず、今日も出かけてきました。

 今日感動したのは、水戸藩主・徳川斉昭(徳川慶喜の父・偕楽園を作った人)の刀。全体に桜の花の彫刻が散りばめられた上に和歌が刻まれていて、とっても粋な刀でした。なんでも水戸で有名だった刀職人に作らせたとのこと。水戸の五軒町の一部(芸術館東側)は昔、鉄砲町といって、鉄砲職人や鍛冶職人が多く住んでいたそうです。その刀もそのあたりで作られたのかなあなどと思うと、急に親近感がわいたりして。・・・と、水戸藩関係のことにはついつい夢中になってしまう私なのでした。
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by emispiral | 2006-02-26 21:45 | らせん式日記

水戸 恵藍舎だより


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